N.Aさん:魅力たっぷりのミュンヘンでのワーホリ生活

インタビュー

ミュンヘンでワーキングホリデーを謳歌中のN.Aさん。北海道出身でカナダのトロントでもワーホリ経験があり、寒いところと旅行が好きで隣国へのアクセスも良さそう、ということでミュンヘンを選ばれました。

治安やお仕事探し事情語学学校のことなど、ミュンヘンでのワーホリ生活の様子をお話いただきました。

ミュンヘンでの生活について

―ミュンヘンの治安はどうですか?

ここ数年は移民が増えたから治安が悪いと言う人も言いますけど、個人的には治安の悪さはあまり感じないです。

ミュンヘン中央駅周辺はちょっといやですね。夜は一人で歩きたくないような感じです。
それ以外はお酒を飲んで夜遅く帰ることもありますけど、何かをされそうになったこともなく基本気を張らずに過ごしてます。

この間驚いたのが、帰りの電車で私が寝てしまっていたら自分の降りる駅に着いた時に他の乗客が起こしてくれたんです。私が下りる駅はたくさんの人が下りる駅なので、気を利かせて起こしてくれたのだと思うんですけど、そうやって人が優しいのは嬉しいですね。

ここ出身ではない人も多いみたいですけど居心地はよいです。
他の人がいうには東京よりも治安がいいと。職場のボスには「ベルリンは危ないから気をつけろ」と言われました。ミュンヘンからみるとベルリンですら危ないってなるんですね(笑)

―ミュンヘンは日本人多い?

バイト先のオーナーなど長く滞在している人が言うには、ワーホリでミュンヘンに来る日本人は減っているようです。実際に私生活で日本の人にはあまり会わないですね。

語学学校のスタートは12月だったのですが、日本人の学生は全員で5人しかいませんでした。春休みの時期は数週間の短期留学の学生さんたちが何人か来てもう少し増えていましたね。

―ミュンヘンでは英語通じると感じますか?

だいたい通じると思います。
バイト中の電話対応で、まだドイツ語ではうまく言えないなというときに「英語でいいですか」っていうと大抵はいいよ、と言ってくれるので英語で会話ができます。

接客も「分からないところは英語で言うね」と言うとOK、と言ってくれて英語に切り替えて話してくれます。
英語が伝わらなくて困ったという経験はないですね。

 

少なくとも英語で自分の言いたいことを表現できるのはよかったと感じますね。
それこそ、タンデムパートナーが何人かいるんですけど、ドイツ語がわからないときは英語でコミュニケーションをとっていました。

―タンデムパートナーはどうやって見つけたんですか?

月に1回、毎月だいたい最後の週の金曜日に同じ場所で開催しているスタムティッシュ(飲み会)で知り合いました。
スタムティッシュには日本人だとワーホリ、駐在の人とその奥さん、学生さんなど。ドイツの人は日本学専攻の学生さん、日独ハーフの子、日本語を勉強している社会人の人など。
私は1回しか行ってないですけど、今でも連絡が続いているタンデムパートナーがいますね。

ただ街中では、最初から英語で話そうとするとちょっと壁をつくられるような感覚はあるのかなと思います。
一緒に働いていた人の話ですけど、ドイツ語がわからないので英語でコミュニケーションをとろうとしたら、相手のドイツ人はドイツ語でしか返事をしてくれなかったというのを聞きました。
へたくそでもドイツ語でトライしようとすると分かろうと努力してくれるけど、最初から英語のみで話そうとすると「ここはドイツ、ドイツの言語はドイツ語」みたいなのがあるのかもしれません。

私はあまりそういう経験はないですけどね。下手でも初めはドイツ語でトライするからかな。
ミュンヘンに住んでいる人たちの半分は移民という話も聞いたことがあるので、半分くらいは外国人、ということになりますけど。

―電車乗っていても本当に色んな国、民族の人がいますよね

ミュンヘンに住んでいるドイツ人を見つける方が難しいんじゃないかなと感じることすらありますね。

オクトーバーフェストで有名なミュンヘンですが、4月末から5月のあたまにかけてFrülingsfestという春のビール祭りも開催されています。

ミュンヘンでワーホリ中の仕事探しについて

―ワーホリの人は仕事探しのことを心配される方が多いですが、ミュンヘンのバイト探し事情はどうですか?

私も当初は仕事探しが不安でした。来て間もないころに出会った日本人の方に「仕事探しは全然問題ないと思う。場所さえ選ばなければすぐ見つかるよ」って言われたんですけど、確かに実際にドイツに来て3カ月で仕事を見つけられましたね。
日本食レストランであれば仕事は見つけやすいと思います。街を歩いていても日本食レストランは結構見かけますね。

―N.Aさんはどうやって今の職場を見つけたんですか?
お店が語学学校に通う道の途中にあって、いつもバスの中から見て気になっていたのと、アルバイト募集の張り紙があったので応募したところすぐに採用してもらえました。

ミュンヘンの人の気質と言葉

―ミュンヘンは南だから人が温かくて明るいっていうイメージと、一方で保守的でよそ者に対して冷たいっていうイメージもありますが、実際に感じることはありますか?

冷たいというか、バイエルン地方を愛するあまり他の地域の人からプライドが高いと思われている部分はあるかもしれないですね。自分が何か嫌なことをされたり、あからさまに差別をされたりとかは感じないですけどね。
気に入ってもらえたり、その人と打ち解ければすっごくよくしてくれるんだろうなっていう感じはします。

―ミュンヘンのドイツ語なまりについて

ミュンヘンでは挨拶はGrüß Gott(グルース・ゴット)とServus(セルヴス)を使います。
特にセルヴスは、会う時もバイバイの時も使うのでよく使いますね。
バイエルン語(Biarisch)と標準ドイツ語の違いまではまだよくわかりませんが。バイエルン訛りはかなり癖が強そうな感じはしています。

バイエルンレストラン

ミュンヘンの冬について

ミュンヘン冬の街並み

―今年は年明けにアルプス地方は大雪で大変だったとニュースを見ましたがミュンヘンはどうでした?

1月のあたまにドカッと雪が降りました。
その日は私も学校に遅刻しましたし、クラスメイトは雪が多いから行かないって子もいました。

―大雪だと交通はどうなっちゃうんですか?

全部がスローです。
バスも遅れるしUバーンも遅れる、Sバーンはもともと遅れるけど(笑)更に遅れます。

―私みたいに雪に慣れてない人がミュンヘンに留学してそんな状況にあったらどうしていいか分からなくなりそうです・・・。靴なにはいたらいいんだろうとか。

靴はノースフェイスというブランドの雪山用の靴を持っていたのでそれを冬用の靴として履いています。
私の回りではこっちで冬服を買ったとか、冬服に何万もかけたという話も聞きました。

―一番寒い時で何度くらいになりますか?

マイナス15度くらいじゃないですかね。
雪の量も寒さもこんなもんかって感じです。個人的にはもっともっと寒い冬を期待してたんですけどね(笑)
北海道に比べるとミュンヘンの方が寒さの方が穏やかだなあと感じました。

ミュンヘン路上に積もった雪

カールデュイスベルクセンターでの学校生活について

学校の授業が楽しく、毎日が本当にあっという間でした。まだ新しく何かを学べる自分がいることに驚きと喜びを感じる日々でした。

英語はいままで日本で基礎をやってきているけど、ドイツ語はそれがないので全くゼロから、というところに難しさを感じますね。文法や語彙なんかは英語に近いものもありますけど。
ヨーロッパ勢は母語とドイツ語の文法や語彙が似ていたりするし、特に英語を使える人はドイツ語も習得が早いように思います。

クラスで一番仲が良かったのがスペイン人の女の子なんですけど、彼女を筆頭にみんなすごくストイックに授業を受けているクラスでした。

分からないことは「なんでこれはこうなの?」とか恥じらいなく聞けましたし、間違っていたら直してくれたし、彼女がいてくれてよかったなって。友達に恵まれました。ちなみに彼女はスペイン語、ポルトガル語、英語ができてドイツ語に挑戦中です。

友達も語学学校に通わないとできないし、学校に通って本当によかったと思いますね。

先生曰く、私のクラスはなかなかできのいいクラスだったみたいで、「A2-2でこんなにすばらしいクラスは初めて!」と言われました。私がついていけなくて弱気になっていると「このクラスについてこれていること自体すごいことなのよ」って勇気づけてもらいました。

授業についていくのが必死でしたけど、クラスのみんなと一緒に上のクラスに上がりたくて、学校帰りは図書館に勉強しに行ったりしてました。それだけ勉強が楽しかったんですよね。

―クラスメイトはどんなメンバーでしたか?
最初のクラスは出身がルワンダ、韓国、中国、スペイン、ベネズエラ、カザフスタン、アメリカ、ブラジルで構成されたクラスでした。日本人は私だけ。

みんなドイツ語を勉強している動機は様々ですけど、医者になりたいとかTU(ミュンヘン工科大学)に入りたいとか。若い子が多かったですが冬は夏よりも年齢層が高くなるみたいです。

―勉強に集中するのにいい時期でしたね

はい、時期も冬を選んでよかったです。

Chiemseeという、ミュンヘン市内からSバーンで2時間弱くらいで行ける湖に週末のアクティビティで行きました。

湖の中に島があって、その島にお城(Neues schloss Herrenchiemsee)があるんですけど、個人的にはこっちのお城の方がノイシュバンシュタイン城より楽しいと思います。

船で島まで行って、そこからちょっと歩くとお城に着きます。

私たちが行ったときは12月で学生もそんなにいない時期だったので、参加者は全員で10人くらいでした。これが夏だと30人とか40人ほど連れて行かないといけないから大変だと引率の人が言っていました。
引率の人曰く、Chiemseeに行くこのアクティビティが一番おすすめなんだそうです。

確かに楽しかったです。ノイシュバンシュタインも外から見ると綺麗なんですけどね。お城の中はこっちのほうが楽しい。

―ミュンヘンは周りも見どころいっぱいでいいですね

(私は参加していないですけど)ザルツブルク(オーストリア)日帰りとかノイシュバンシュタインもエクスカーションでありました。
あとはミュンヘンの街のイベントとかですね。時期的にファッシング(カーニバル)の時期も学生だったのですが、その日は授業の半分が終わると残りの授業を休んでお祭りに行く、というアクティビティもあって多くの学生が参加していましたね。

学校のエクスカーションで電車を使って遠出をするときは、バイエルン州内で有効なバイエルンチケットを使って行くんですけど、最大5人までで定額の料金が決まっているので、5人で割ると最大限に割引を活用できるんです。
1人で行くよりは学校で行く方がお得感がありますね。

マリエンプラッツのクリスマスマーケット

滞在先のお宅のクリスマスデコレーション

ドイツの最高峰でスキー

ツークシュピッツェ

CDCでクラスが一緒になった日本人の男の子とツークシュピッツに行って、スキーをしました!

日帰りで予定を組んだので、スケジュール的にはかなり大変でした。
ミュンヘンからアルプスの方にバスで2時間(週末だったので渋滞に捕まり1時間弱遅れ)、駅前で降りて雪山まで少し歩きました。スキー用品は全部レンタルだったので、ちょっと離れたところにあるレンタルショップまでも15分くらい歩いて。

それから登山鉄道に乗って山の上まで行って、更にツークシュピッツまではロープウェーに乗っていきます。
ロープウェーの下りを降りたところがスキー場になっていて、そこで滑りました。

スキー場が5時で終わりなので、午後一で滑り始めてそんなにいっぱいは滑れませんでした。
もっと効率のいい行き方があるのかもしれないですね。

―スキーは日本と変わらずですか?
雪質は良かったですね。北海道に見劣りしないいい雪でした。
一つの大きな山にスキー場を何か所も作っているような場所なので、山のそんなに高くないところにもスキー場はあるんですけど、そこまで行くと人も少なくて。
そこのスキー場自体が標高2000メートル以上のところにあるので、木を切ってスキー場をつくっているのではなくて木が生えないところにつくってあるんですよね。

ドイツで一番高い、日本でいう富士山みたいなところに気軽に行けちゃって「来たぞー!」っていう感覚はすごく気持ちがよかったです。

天気もよくて最高でした。もうちょっと滑りたかったです!

ツークシュピッツェのスキー場

ミュンヘンの楽しみ方

語学学校の学生証を活用する

ガスタイク(Gasteig)という文化的な総合施設があって、そこにミュンヘンフィルの拠点もあるんですけど、学生証をもってると格安でチケットが買えるんです。
もともと70€以上するような高い席でも12€で買えちゃいます。

私が買ったときは「学生なんだけど」って言ったら「(学生証は)会場で見せてくれればいいから」って言われて。結局学生証は見せず鑑賞し終わってしまったんですけどね(笑)

学生の頃から仲のいい友達がクリスマスマーケットの時にハネムーンでミュンヘンまで来たので、三人分チケットを予約してハネムーンを邪魔しながら一緒に観ました。
友達夫婦の65€席の隣で私は16€で。学生の特権ですね。

ガスタイクには図書館もあって、なかなか広くて勉強するスペースもあるので、学校の帰りによく勉強しに行ってました。

ガスタイクミュンヘンフィル

ガスタイクミュンヘンフィル

ミュンヘンでミュージアムに行くなら日曜日

ミュンヘンでは日曜日は全ミュージアムが1ユーロで入れるのでミュージアムに行くなら日曜日がおすすめです!

ボタニッシャー・ガルテン(植物園)

ミュンヘンの穴場スポット

おすすめはTU(ミュンヘン工科大学)の建物の最上階にあるテラスです。
学生じゃなくても入れます。ちょっと高いところからミュンヘンの街が一望できて、天気がいいと夕日がきれいに見えます。そこは本当に学生か地元の人しか知らない穴場のようです。

TUは地下鉄Universtätの近くです。学生街だから、あの辺にはいくつも大学が集中してます。カフェもあるし、ちょっと安いレストランとか気軽にご飯が食べられるお店がいっぱいある。ピナコテーク(美術館)も近いしエリア的には素敵なところです。

 

オリンピアパーク

夏のルス湖。海が遠いドイツでは湖で泳ぎます!

ミュンヘンでツアコン体験

語学学校で一か月だけ担任だった先生がたまたま日本人の奥さんがいる方で、その奥さんはフリーランスで色々な仕事をしていて。そのひとつとして日本の旅行会社で旅行に来た人の現地ガイドをしていらっしゃったんですね。

その現地ガイドのお仕事で、初日だけどうしても都合がつかないから代わりにやってくれないか、という依頼があって空港のピックアップから街中のレストランまで案内する、というお仕事も一回やりました。

空港から市内のホテルまでツアーバスでの移動で、私は添乗員として少しだけガイドを。

ツアコンの経験は全くなかったのでプレッシャーでしたけど、やったことのない仕事だからこそ楽しかったし経験になりました。人づてにいただけたお仕事なのでラッキーでしたね。海外ではコネは悪い意味では全然なくて、人と人とのご縁、つながりがあると色んなことを経験できるなと改めて思いました。

 

松本 美香

ドイツ留学サポートセンターを運営しています。 11才の時に旅行で訪れたドイツの街並みに恋をして「いつかヨーロッパに住みたい!」夢を叶えるため20代後半でフラ...

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