ドイツの生活が豊かだと感じること

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ドイツの生活

こんにちは、ドイツ留学コンシェルジュの松本美香です。

ワーホリで1年ドイツに住んで以降、帰国をしてからも年に数回ドイツを訪れていますが、今回改めてドイツ人の生活って豊かだなぁ~と感じました。

豊かといっても金銭的に裕福とかそういうことではなく、人間らしい生活ができるといいますか、心穏やかに生活ができるなぁと。ドイツで仕事をしながら暮らしたりとかもっと長期で暮らすとなると見え方も違うのかもしれませんが、短期滞在者として感じるドイツの生活の豊かさについて書いてみたいと思います。

スーパーの食料品が安い

すっごく単純なことなんですが、スーパーの食料品が安いこと!

私はフランス留学中に旅行でベルリンのスーパーに入ったとき、フランスと比べて安いことに衝撃を受けたました。が、日本と比べてもやっぱり安いんです!

特に違いを感じるのは乳製品と果物でしょうか。

 

果物は安いし種類も豊富です。

外人さんがよくリンゴをかじっているイメージありますが、ドイツのリンゴは日本のよりも小ぶりでおやつにかじるのに調度よい!甘さや品質は確かに日本のリンゴの方がよいですが、日本(東京)だとリンゴ1個150円はするじゃないですか…。ドイツだと4個で200円ちょっとで売っているのでリンゴ好きの私としては毎日気軽に食べれて幸せ~と思うのです。

マンゴーが1ユーロくらいで売ってるのにも驚きます。日本でマンゴーっていうと高級フルーツじゃないですか!?気候的にドイツのマンゴーは自国産ではないと思うのですがなんでこんなに安いのかしら。

あと日本であまり見かけないものとして、夏だとアプリコットがとっても美味しいんです!

 

日常的に食べるものとして、乳製品が安いのにも驚きました。PB商品だと牛乳1リットル50セント(70円)くらいで売っていたり、ヨーグルトもプレーンから色々な果物が入ったものまで種類が豊富で50セント前後で買えるものがたくさん!

ビーガン向けに牛乳に変わるものとして豆乳以外にもアーモンドミルク、オーツミルク、ココナッツミルクが普通のスーパーに売っているのもドイツらしいです。

 

すごくすごくシンプルなことですが、食って生きていくのに欠かせないので、健康的で安全な食材が適切な価格で買えるって生活の質を左右するとても大切なポイントだと思うのです。

空が広くて街中に緑が多い

ドイツでは空が広くて気持ちい~と感じるほか、どこの街に行っても公園や街路樹、川辺など自然や緑を身近に感じます。

山に囲まれたハイデルベルク

街のすぐ横にワイン畑の丘があるフライブルク

留学先としても人気のハイデルベルクとフライブルクなんか街の規模も大きくはなく、見るからに緑に囲まれた街といったかんじですが、首都ベルリンですら緑か川、湖が46%も占めているそうです。上空から見ても高い建物が少なくて緑が多いのが分かります。高い建物も少ないですね。

建物の高さでいえば、ドイツでは歴史的な景観を守るため高さ制限がされています。唯一の例外はフランクフルトで、フランクフルトは高層ビル群が街のトレードマークです。

フランクフルトの高層ビル群

そんなフランクフルトですら、高層ビルが集中しているのは市内中心のほんの一部で、市全体としては52%が公園や森、水辺だそうです。

都市に住んでいてもすぐそばに自然があるっていいですよね。

ドイツ人は自他共に認めるお散歩好きですが、これだけ身近に緑があったらそりゃぁお散歩のしがいもありますよね。緑の中でぼーっとできる所がたくさんあるっていいなぁ。

休日にしても、ドイツでは日曜日にはスーパーをはじめとしてお店屋さんが閉まってしまうので、公園でのんびりと読書している人や散歩、サイクリングをしている家族をたくさん見かけます。

休日はお買い物~な日本の生活に慣れていると日曜日にお店が閉まっているなんて不便!!と思っていましたが、身近にある自然のなかでゆったりと過ごす休日ってすごく人間らしい生活を送っていていいなぁと思うようになりました。

ドイツ人の休日を見ていると、日本人は休日っていうとお金を払って何かをすることを考える人が多くて、何もないことを楽しむことが下手な人が多いんじゃないかなって思います。

ベルリンの夏の夕暮れ。シュプレー川のほとり

ストレス解消にも自然に触れることがいいといいますし、自然の多いドイツの生活は精神的にも健康的に過ごしやすいと感じます。

人が温かい

ドイツにいると見知らぬ人と挨拶や言葉を交わす機会が多くて人の温かさを感じます。

アパートの外で人とすれ違う時は面識がなくてもHalloと声をかけ合うようなちょっとしたことだったり、困っているときに声をかけてくれる人が多いのに感激します。

 

以前フライブルクでトランクを引きながらホテルを探しキョロキョロしながら歩いていた時には、ホテルにたどり着くまでの間に数人が「大丈夫?手伝おうか?」って声をかけてくれました。道に迷ってものすごく困っているような状況ではなかったのですが、声をかけてくれた人たちの親切がとても嬉しくて、それはもうルンルン気分でホテルにたどり着くことができました。

この間長距離電車に乗った時も、持っていたの小さなトランクだったのに、通路挟んで隣の席に座っていた男性が「トランク上にあげるの手伝おうか?」ってこちらがお願いをするまでもなく手伝ってくれました。自分でも簡単に持ち上げられるものだったのですが、ありがたくご厚意に甘えてしまいました。

東京だと、大きなトランク持ち上げながら階段登っていてもみんな知らん顔で通り過ぎていくので、手伝いますよって声かけてもらったことなんて一度もありません。ドイツ人の対応を知ったあとだと、「東京ってなんて冷たい街なんだろう」ってつくづく思います。

逆に自分は、大きな荷物持っている人だったりベビーカー押してる人は声かけて手伝うようになりましたけどね。

 

街を歩いているときや駅で電車を待っているときに、「素敵な服ね」って着ているものを褒めてくれる人に遭遇したことも何度かあります。不意に声をかけられてちょっと驚きましたが、服を褒めてもらったこともさることながら外国人の私に対しても気軽に声をかけてくれるっていうことがすっごく嬉しかったですね。

日本で電車に乗っていて、隣のや前の人の持ち物やお洋服が素敵だと私も思わず素敵ですね!って声かけたくなってしまうのですが、日本でそんな風にいきなり声かけたら警戒されて怪訝な目でみられるだろうな~といつも自粛しています^^;気軽に見知らぬ人同士でもコミュニケーションが生まれるって素敵なことだと思うんですけどね。

こんな風にドイツでは知らない人でも会話が生まれる機会や助けてくれることが多いのは、外国人であっても生活がしやすい大きなポイントだと感じます。

さいごに

以上私がドイツの生活っていいなぁ~と感じる感じる点を3つに分けてあげてみました。

どうでしょう。ドイツの生活に興味を持ったあなた!ぜひ旅行でも留学でも自分で体験してきてみてくださいね。そしてあなたの目線でドイツのよさ、日本との違い、そして日本のよさも発見してみてください。

松本 美香

ドイツ留学サポートセンターを運営しています。 11才の時に旅行で訪れたドイツの街並みに恋をして「いつかヨーロッパに住みたい!」夢を叶えるため20代後半でフラ...

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